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階段や坂道を上ると息切れする場合
健常な人でも激しい運動を行えば息切れは起こります。これは運動によって体内の酸素が消費され、一時的に酸素不足に陥るからです。階段や坂道を上るという行為は平坦な道を歩く時に比べて多くのエネルギーを消費しますので、これを何度も行ったり長距離を上ったりすれば息切れが起こっても不自然ではありません。
しかし、ご家庭の階段や緩やかな坂道を上っただけで息切れが起こる場合は、肺の機能、あるいは酸素を体中に運ぶ機能に異常が起きている可能性があります。「いい歳だから」と軽視していると、重篤な疾患を見落とすことにもなりかねませんので、日常生活の中で気になるようであれば、茨木市のよしだ内科・呼吸器内科クリニックへお気軽にご相談ください。
息切れの程度
体を動かすエネルギーの生成には酸素が必要不可欠です。そのため、エネルギー消費量に対して体内の酸素量が不足すると息切れが起こります。エネルギー消費量が大きくなればその分酸素消費量は増加しますが、肺機能が低下して体に取り込む酸素量が減っていると、通常通りのエネルギー消費であっても酸素供給は間に合わなくなります。
感じ方には個人差があるので一概には言えませんが、下記を参考にしていただき、息切れの症状でお困りのことがあれば、早めに医療機関受診をおすすめいたします。
息切れを評価する時の目安
グレード0 | 激しい運動時に息切れが起こる |
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グレード1 | 平坦な道を早足で歩くと息切れが起こる 緩やかな上り坂を歩くと息切れが起こる |
グレード2 | 息切れのために同年代の人よりも歩くペースが遅い 平坦な道を歩いている時に息切れで立ち止まる |
グレード3 | 平坦な道を一定時間(数分)以上歩けない |
グレード4 | 息切れがひどく外出が困難 着替えだけで息切れが起こる |
※上記以外でも、急激(1週間以内)に息切れの症状が起きた場合は、早急な治療が必要となる可能性があります。早めに医療機関を受診してください。
こんな方はご注意ください
- 息切れのしやすさと同時に、咳や痰、動悸、胸痛、冷や汗などがある
- 排気ガスや粉塵、化学物質などに接しやすい生活環境にある
- 喫煙習慣がある
- 大きなストレスを抱えている など
階段や坂道を上ると息切れする時に考えられる疾患
詳しくは下記ページをご覧ください。息切れ=呼吸器の疾患と考えがちですが、心臓疾患や血液疾患、神経筋疾患、精神疾患など、その原因は様々です。原因を的確に識別し、適切な治療を行う必要がありますので、自己判断せずに医師にご相談ください。
当クリニック以外での専門的な治療が必要な場合には、速やかにご紹介できる体制を整えておりますので、安心してご相談ください。