動悸・息切れがする

動悸・息切れがする場合

動悸・息切れがする場合

激しい運動を行うと、心臓への負荷と体内の酸素量の不足が起こるため、動悸・息切れが起こります。このように明確な理由のある動悸・息切れであれば問題ありませんが、少しの運動で症状が起きたり、安静時にも理由なく生じたりする場合は、呼吸器をはじめとした各種疾患の疑いがあります。

動悸・息切れの症状チェック

以下のような息切れが起こる場合は、体に何らかの異常が起きている可能性があります。ひとつでも当てはまる場合は、原因の特定のためにも茨木市のよしだ内科・呼吸器内科クリニックへご相談ください。

  • 緩やかな上り坂での動悸・息切れ
  • 階段の上り下りでの動悸・息切れ
  • 平坦な道を数分ほど歩いた際にも動悸・息切れが起こる
  • 同世代の人と歩くと自分だけが息があがる
  • 息切れがひどく外出が困難
  • 服を着替えただけで息切れする など

動悸・息切れがする時に考えられる疾患

喘息(気管支喘息)

気管と気管支に炎症が生じ、呼吸に関する様々な症状が発作的に現れる疾患です。喘息の発作により、気道が狭まり、十分な空気の通り道が確保されなくなるため、咳や喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒューといった音が聞こえる:ぜんめい)、息苦しさなどの症状が発生します。喘息は時に重篤な症状を引き起こすことがあるため、適切な治療を受けることが非常に重要です。放置せずに専門医の診療を受けましょう。

慢性呼吸不全

体のガス交換(呼吸による体内の酸素と二酸化炭素のやり取り)に異常がある状態のことを「呼吸不全」と呼びます。これが長期にわたって続いている状態を「慢性呼吸不全」と呼び、主に肺疾患をはじめとした様々な呼吸器疾患が原因で起こります。慢性的な息苦しさや息切れなどの呼吸器症状のほか、体内の酸素不足と二酸化炭素の蓄積によって、集中力の低下、頭痛、眠気、倦怠感などの全身症状が現れることもあります。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)

慢性的な肺機能の低下が続いている状態を「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」と呼びます。長引く咳や痰のほか、進行するとスムーズな呼吸がしにくくなるために常に息苦しさを感じたり、わずかな動作での息切れを起こしたりするようになります。主に長期間の喫煙習慣が原因となるため、「タバコ病」とも言われることがあります。

肺線維症

細胞の壁である「間質」に線維化(組織が厚く硬くなること)が起こり、肺の機能が低下した状態のことを「肺線維症」と呼びます。進行性の疾患であり、進行するにつれて息切れが起こりやすくなります。中でも原因不明なものは「特発性肺線維症(IPF)」と呼ばれます。

肺がん

肺がんはがん死亡率の中でも常に上位を占めていますが、発症しても初期段階では自覚症状に乏しいため、知らない間に進行しているケースも少なくありません。進行するにつれ、咳や痰(血痰)、発熱、息切れ、体重減少などの症状が現れます。早めに治療を行えば十分に治癒が期待できる疾患ですので、定期的ながん検診によって早期発見・早期治療に努めることが大切です。

気胸

気胸は、何らかの原因で肺から空気が漏れて肺がしぼんだ状態になっていることを指します。漏れ出た空気によって肺の働きが阻害されるため、息苦しさや息切れ、胸痛などの症状が現れます。急激に症状が現れるケースもありますが、まったく無自覚なこともあります。

胸水

胸水は肺で潤滑油の役割を果たしている液体です。これが何らかの理由で胸腔内に溜まり、肺機能を障害することが疾患名としての「胸水」です。主に他の疾患が原因で引き起こされ、息苦しさや息切れ、胸痛などの症状が現れます。原因は様々ですが、肺疾患以外が誘因となることもあります。

呼吸器疾患以外

動悸・息切れが起こる原因は、呼吸器以外に異常があることもあります。

  • 心不全
  • 高血圧
  • 貧血
  • 不整脈
  • 更年期障害
  • バセドウ病(甲状腺機能亢進症)
  • 筋萎縮性側索硬化症
  • 進行性筋ジストロフィー
  • 心因性の疾患(心身症、過換気症候群) など

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